帝王切開


原因

犬は安産のお守りになるなど、一般的に難産になる確率は3%程度と言われています。その原因としては、以下の要因が考えられます。

① 遺伝的要因

② 胎児過大

③ 初産

④ 胎児の失位

⑤ その他疾患


症状

適当な陣痛が4時間以上続いているのに1頭も生まれない場合、1~2頭生まれ、その後4時間以上経過しても次が生まれない場合、母親が虚脱している場合などは、帝王切開を含めた適切な対処が必要になります。


手技

まず超音波検査、レントゲン検査を行い胎児の状態および母体の状態を確認します。手術が手遅れで胎児の心拍が確認できない場合は母体優先で手術を行います。

胎児の拍動が超音波検査で確認できる場合は、局所麻酔、注射麻酔、筋弛緩剤を組み合わせて麻酔導入し、腹部正中切開を行い、定法に従って胎児を取り出します。一般的に早めに帝王切開を決断し、手術をした方が、胎児および母体ともに予後が良好の場合が多いです。

陣痛から8時間を経過すれば最初の胎児は死んでいる場合が多いです。また陣痛開始後48時間経過した場合、胎児の生存確率は0%になります。

費用

帝王切開 ¥50,000~

胎児処置 ¥10,000(1頭あたり)

別途、レントゲン検査、超音波検査、母体の血液検査など


予防

早期にレントゲン検査、超音波検査を行い胎児数、出産予定日、産道の大きさを確認するべきです。

あいペットクリニックでは、ブリーダーの方や一般の方を問わずペットのオーナー様が出産に不安を感じる場合には事前に一度来院をしていただき上記の検査を行います


関連疾患

子宮蓄膿症


好発犬種

ボストンテリア、ペキニーズ、狆、ブルドックなどでは難産になる可能性が高い

 

胎児の発育

妊娠日数(日) 胎児体長(㎝)
21 1
30 1~3
40 5~8
50 12~14
60 16~21