流涙症(涙やけ)


流涙症(涙やけ)は、涙液が眼から溢れ、眼の周りを汚してしまう病気です。涙がまぶたから溢れ出て、眼の周りの毛が着色されます。涙と一緒に出る目やにが鼻の横を汚したり、その部分に湿疹ができたりする事もあります。そのままで放置すると、痛みやかゆみが出る事もあり、目頭をしきりにこすったり掻いたりして、いっそう症状を悪化させ、角膜潰瘍を併発する事もあります。

上記の例は、アレルギーに起因した涙やけでした。適切な治療と食事を与えるだけで良化した例です。

原因

涙は、①涙腺から分泌され → ②眼瞼で受け止めて → ③排泄路から流す といった一連の流れで移動していますが、そのどこかに異常がある場合、流涙症として発症します。

分類すると以下の通りです。

①涙液分泌の異常 睫毛の疾患
角結膜炎
アレルギー
②眼瞼の機能不全 眼瞼内反
③排泄路の異常 鼻涙管狭窄
鼻涙管閉塞

症状

涙がまぶたから溢れ出て、眼の周りの毛が着色されます。一旦着色されるとふき取っても取れないため、目の下にクマができたようになります。


治療

まずは目を注意深く検査することから始まります。場合によっては血液検査やアレルギー検査を行います。

涙ヤケのひどい場合は食事を変えるだけで約70%の改善が見られます。

鼻涙管狭窄の場合、鼻涙管の洗浄を行う事やマッサージをすることで、治療致します。


予防

一度沈着してしまった色素を元の色に戻すのは大変です。おやつを控えて食事に気を付けたり、予防的にコーティング剤を使用したりする事をお勧めいたします。


関連疾患

眼瞼内反症、乾性角膜炎


好発犬種

マルチーズ、トイ・プードルなどの毛色が白い犬が目立ちます。

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