麻酔のリスク・マネージメント


当院では麻酔のリスクを最小限にするために下記の項目を実施しております。

① 術前健康診断

当院では、すべての動物に対して術前検診を行います。一般検診のほか動物の年齢や状態に応じて、血液検査、レントゲン、心電図、エコー検査などの追加検査をします。

検査の一覧はこちらです。

動物の健康状態、肥満度、品種、病歴、アレルギーの有無なのにもよりますが、一般的に8歳以上の犬猫では、Bコース以上をご提案しています。

② レーザーメス、電気メス

レーザーメスや電気メスを使い分けすることにより、従来よりも、出血量が少なく、痛みも軽減され、より短時間で手術をすることが可能になりました。これによりリスクの低い手術を実現しております。

③ 術中モニター

手術中に、生体モニターを装着し、体温、呼吸数、心電図、酸素の吸収度、二酸化炭素の排出度、心拍数、血圧、麻酔ガス濃度を測定、記録し、保管します。

④ 疼痛管理

本院は、麻薬使用許可を受けた病院です。

モルヒネやフェンタニールなど、強い鎮痛効果のある各種鎮痛剤を様々に併用して、痛みからの解放を実践しています。痛みを軽減する事で、使用する麻酔薬の投与量も減らす事が可能になり、負担も軽減する事が出来ます。

⑤ 術後管理

入院動物にかかるストレスを考えて入院期間は必要最小限にしております。

入院の目安

去勢手術、腫瘍摘出、歯石除去 日帰り
避妊手術 1泊
乳腺腫瘍摘出術、胃切開、膀胱切開など 4泊5日程度

 

手術後に特に治療を必要としない場合はできるだけ早く退院をと思いますが、自宅でのケアを心配される場合にはオーナーとの相談の上決定いたします。