原材料表示をよく見よう!①ペットフードのラベル

2024.02.05

 

よく見かけるドックフードですが、このドックフードは絶対にお勧めしません!

理由

  • 合成着色料(二酸化チタン、赤40号、赤106、黄色4号など)
  • グリセリン、プロピレングリコールなどの保湿剤
  • 糖類(ブドウ糖果糖液、粉末水あめ、ショ糖)

 

詳細

  • 大切なペットになぜ合成着色料が必要なのでしょうか?あくまでも商品を選ぶペットオーナー様が、「見た目」で判断する材料でしかありません。ペットに対して健康に百害があっても、一利もありません。これら合成着色料は石油などが原料でタール系色素と呼ばれ不純物も多く安全性が担保されているものではありません。

 

  • グリセリン、プロピレングリコールなどのは、保湿剤と呼ばれ、水分量30%程度のセミモイストタイプのドックフードに使われています。しっとり感がでるため食べやすいと言った利点がありますが、実はプロピレングリコールは、保冷剤や車の不凍液にも使われていて、発がん性が指摘されています。猫では赤血球の破壊を起こすためキャットフードへの使用が全面的に禁止されています。しかし日本では犬に対する使用規制がありませんし、フードメーカーもと数字を公開している所は無いようです。モイストタイプが良ければ、ひと手間になりますが、お湯でふやかしてあげるなどの工夫で対応してもらいたいです。

 

  • ドックフードはスナック菓子ではありません。糖類、特にブドウ糖果糖液は甘さを引き立たせるため、人間の飲むコーラなどの炭酸飲料水などに多く用いられています。犬はいわゆる「甘党」が多く、甘いものに興味を示します。しかし甘口に口がなれてしまうと例えば高齢になったときに薄味のフードへの切り替えが難しくなる事が多く見られます。そもそもドックフードは腸内の環境をよくする腸活のために大切なものですすが、糖類は腸内細菌を活性化するものではありません。

 

以上ドックフード選びに最小限大切な事をお伝えしております。ただちに健康被害が出るものではありませんが、継続して使用するのはお勧めいたしません。一度皆様もドックフードのラベル表示を見て確認してください。

 

また、まだまだネットでは公開できない内容もあります。

ペットフード選びでお悩みの方はぜひあいペットクリニック稲毛獣医科までご相談ください。