犬猫の避妊手術
避妊手術を行うことにより防げる病気があるのはご存じですか
卵巣子宮摘出術・卵巣摘出術などの避妊を行うことで、乳癌、卵巣癌、子宮疾患などの病気を防ぐことができ、(乳癌の予防効果は2回目の発情生理以前の避妊手術で認められます。)また、発情生理に伴う出血などを無くすことができます。さらに病気を防ぐことで相対的に寿命が延長するとも報告されています。
左:卵巣腫瘍 右:子宮蓄膿症
避妊手術の流れ
①術前検査
麻酔下での処置になるため、リスクを最小限にするために術前検査が必要になります。検査項目は、年齢、状態にもよりますが、検診のAコース以上をお勧めしています。
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検査結果は1週間以内に得られますので、検査日から1週間後から1か月以内を目安に仮予約となります。検査結果が得られ次第、担当獣医師から電話にて確認の電話をいたします。この電話をもって本予約とさせていただきます。
発情が来たなどの緊急の場合は柔軟に対応させていただきます。
②手術前日
夕食までは通常通りに与えていただいて結構です。夜は寝る前にお水を下げて朝まで上げないように注意してください。
③手術当日
朝食なし、お水なしで9:00~11:00の間に来院をお願いいたします。(絶食絶水)
午前の診察がおわった昼から手術を始めます。時間はおよそ30分になります。覚醒後3時間ほどは経過を見守ります。
④退院(手術翌日)
診察時間内にお迎えをお願いいたします。退院時には手術内容の説明をいたします。犬猫の場合は傷口をなめないようにエリザベスカラーを装着してお返しします。またご自宅で飲む内服薬をお渡しします。
⑤抜糸
犬、猫共に抜糸が必要になるので手術から7日~10日を目安来院をお願いします。抜糸は5分程度で終了します。通常抜糸の費用はいただいておりませんが、再診料を頂戴いたします。
避妊手術の価格表
避妊手術は全身麻酔が必要になります。所要時間は45分~1時間程度です。
下記の価格は、麻酔料・手術料・点滴料・鎮痛剤など込みの料金です。
また安全に手術を行うため、麻酔前血液検査の実施をお勧めしております。検査項目は、Aコースをお勧めしています。
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料金(税別) | 女の子(避妊手術) |
---|---|
ネコちゃん | 25,000円 |
ワンちゃん(~10kg) | 30,000円 |
ワンちゃん(~20kg) | 40,000円 |
ワンちゃん(~30kg) | 50,000円 |
上記の単価に再診料(¥500)、エリザベスカラー費、内服薬は含まれておりません。また臍ヘルニア・鼠径ヘルニア・乳歯遺残などの同時処置につきましては別途費用が発生します。
避妊手術の疼痛緩和
あいペットクリニック稲毛獣医科では、最先端の半導体レーザーを手術器具に使用する事や各種鎮痛剤を用いる事で、痛みを最小限にしております。このレーザーによって、従来の手術では、吸収糸で結び、切り離し、止血を行っていたのが、止血しながら、切り離すこと(シールディング)が可能になりました。作業の簡略化、出血の軽減、疼痛の減少が期待出来ます。
さらにこのシールディングは糸を使用しないということが注目されています。
ミニチュアダックスに多発するといわれている、縫合糸反応性肉芽腫という病気があります。避妊手術のとき、子宮や卵巣を切り離す際に、どうしても糸を使う必要がありますが、この糸に、体の免疫が反応し、肉芽が形成され腫瘤となります。
一方、このシールディングにより、今まで使用していた糸での縫合が無くなり、体への負担も軽減し、肉芽腫になることを減らすことが出来ます。また、手術時間の短縮にもつながるので、動物への負担、麻酔のリスクも軽減できます。
詳しくはあいペットクリニック稲毛獣医科まで直接お問い合わせください。