角膜潰瘍は、喧嘩、異物の混入、散歩中の草木との接触などの外傷によって角膜の表面に傷が出来る病気です。眼瞼内反症、乾性角結膜炎などの基礎疾患があると角膜潰瘍が起こり易くなります。
 
角膜潰瘍を起こすと角膜の透明性が失われ、白濁します。痛みを生じる場合もあり、視覚障害も起こします。潰瘍が進むと、角膜穿孔と呼ばれる状態へ進行し、失明する場合もあります。
 
 

原因

角膜潰瘍の原因は、他の犬や猫との喧嘩、異物の混入によって刺激が起こり自身で眼を引っかいて起こす外傷、散歩中の草木との接触などによって起こる直接的な傷などによって、角膜の表面に傷が出来る病気です。
 
眼瞼内反症、乾性角結膜炎などの基礎疾患があると角膜潰瘍が起こり易くなります。

症状

角膜潰瘍の症状は、痛みにより眼をしょぼしょぼさせる事が多く見られます。角膜は知覚神経が集中しているので小さな傷でも痛みを伴う事が多く見られます。しきりに眼を気にしてこすったり、目の周りを触ろうとすると飼い主に攻撃的になる行為も見られる事があります。目やにが多くなったり結膜炎を起こす事も多く見られます。
 
潰瘍が進むと、角膜穿孔と呼ばれる状態へ進行し、失明する場合もあります。

治療

角膜潰瘍の診断は、フローレス染色にて行います。角膜に傷がある場合にはその部分が染色されます。