原因
外耳炎は、耳道内に耳垢がたまり変性する事で、雑菌やマラセチア菌などが繁殖して炎症を引き起こす事によって起こります。
一般的には湿度の高い時期に起こりやすい傾向があります。
症状
耳から悪臭や膿が出てきたり、耳を痒がったり、耳の周りが赤くなったりします。また耳をモノにこすりつけたり、後ろ足で耳の付け根を引っかいたりする動作も見られる事があります。
放置した場合中耳炎、内耳炎を引き起こし、しまいには脳炎を引き起こす場合もあるので十分な注意が必要です。
治療
耳洗浄が治療の中心になります。
予防
定期的な耳洗浄によって予防可能です。一度好くなっても再発をしやすいため、普段からよく耳を観察する事が大切です。
関連疾患
好発犬種
キャバリア コッカースパニエル シーズー |
垂れ耳に起因する外耳炎 |
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パグ フレンチブルドック トイ・プードル |
外耳道が細く、しわが多いため、二次感染を起こしやすい |
ミニチュア・ダックス | 耳垢が出来やすい |
マルチーズ ミニチュア・シュナウザー |
外耳道に毛が多いため、二次感染を起こしやすい。 |