原因

自己免疫疾患である、免疫介在性甲状腺炎が主な原因です。すなわち甲状腺自己抗体が甲状腺組織を攻撃し、徐々に炎症を起こし組織が破壊される事で、甲状腺ホルモンが減少し、様々な症状を引き起こします。

症状

運動性の低下や肥満傾向が多く見られます。典型的な脱毛や寒さに対する抵抗力の低下も見られます。

治療

チラージンなど甲状腺ホルモンの内服を投与する事で治療します。近年、1日1回の投薬でコントロールできる薬も登場しました。

予防

有効な予防方法はありませんが、定期的な血液検査で、甲状腺ホルモンを測定する事で早期発見をする事が出来ます。

関連疾患

甲状腺機能亢進症

好発犬種

中年齢のゴールデン・レトリバーなどに見られます