原因
犬の伝染性気管支炎は別名、ケンネルコフと呼ばれており、仔犬に多く見られる病気です。原因は、ストレス環境下で免疫力がまた未熟な仔犬に対して、細菌やウイルス感染が混合感染することによっておこります。
具体的には、アデノウイルス、犬パラインフルエンザウイルス、気管支敗血症菌(ホルデテテラ菌)、マイコプラズマ菌などが原因の病原体と感がられています。
症状
一般的には以下の内科治療と吸入治療を併用いたします。
内科治療
抗菌剤や気管支拡張剤を主に用います。肺炎を併発している場合は8週間ほど治療に時間を要する事があります。
吸入治療
ネブライジングとよばれる霧状の液体を直接肺に入れて治療をおこなう方法です。人間でも耳鼻科などで使われている方法とほぼ同様です。
予防
ワクチン接種が最も有効です。
関連疾患
肺炎
好発犬種
仔犬全般、あるいは老犬に多くみられます。