こんな動物病院は行かない方が正解?

2024.05.27

 

あいペットクリニック稲毛獣医科では、お陰様で多くの飼い主様のペット診察を行っており、途中で他の病院から転院されて来るペットも多くいます。そんな中、前の病院の資料や検査結果、飲んでる薬や予防薬などお持ちいただく事が多いですが、バトンタッチして診る時に我々が、「あれ?」って思う例もあります。ずばり!「こんな動物病院は行かない方が正解では?」と思う例もあり、ぜひ皆様には普段から行っている病院を選ぶ際に、こんな事をポイントとしていただくと良いと思う事をお伝えします。

 

1.何の薬を飲んでいるか解らない

心臓病や皮膚病など長期に渡って投薬を受けなくてはならないペットも多いと思います。ともに当院で良くなったと言われる例も多く嬉しい限りですが、一番困るのは飼い主様自身が何の薬を与えているか解らない、といった症例です。

診察時に割ってある薬や粉になった薬をお見せいただく事もありますが、正直我々も何の薬か解らない事がほとんどです。

動物医療も“インフォームドコンセント”と言って、飼い主様に具体的に何の薬かを説明をする義務が獣医師にはあります。人間では「お薬手帳」もあるくらいです。バトンタッチして診るときに、今飲んでいる薬が解らないと

「今現在、こういった薬を飲んでいて、調子が悪いから、代わりのこの薬を処方しましょう」と言った処方の組み立てが難しくなります。

ちなみに我々、あいペットクリニック稲毛獣医科では処方している薬はすべて明細書に記載しております。

 

2.検査結果をもらえない。

各種検査はしているが動物病院から検査結果をもらえない例です。

最近では血液検査のデータを貰えない病院は減りましたが、超音波検査(エコー)のデータはもらえない所がまだ多いようです。当院では、血液検査および超音波の検査データは必ずお渡しするようにしています。

一方、レントゲン検査データは、我々もCD等にダウンロードしないといけないので、直接飼い主様に画面を携帯電話で撮影してもらっております。他の病院でも、レントゲンデータを貰えないときはスクリーンショットを活用すると良いと思います。

また検査データを貰ったけど捨ててしまったと言う飼い主さまもいらっしゃいます。データは、とても重要ですので大切に、生涯保管しましょう。

 

3.予防薬の選択肢が少なく、単価も割高

フィラリア予防薬やノミマダニ予防薬は、新しい商品やジェネリックの開発も進んでおり、飼い主様の選択肢も広がっています。

フィラリア予防薬はこの薬一択!っと決まっている病院も多くあるようです。それでも価格が安ければまだいいのですが、割高で処方されている動物病院も多くあります。具体的に言うと小型犬のフィラリア予防薬1か月分が1,000円を超えている例です。勿論値段だけではありませんが、ライフスタイルや予算に合わせたいろいろな選択肢があって良いと思います。

我々はフィラリア、ノミマダニの予防薬を全部で15種類用意しております。価格もなるべく抑えるようにはしておりますが、シーズン終わりには欠品する事もあります。今の予防薬の効能や費用を改善したい方はぜひご検討ください。

 

以上、あくまでも私の考えですし、当院の宣伝になってしまう面もありますが、何卒ご了承くださいませ。