腫瘍科診療
しこり・できものがある、はれているなど体の表面であれば手術により根治の可能性もあります。しかし腫瘍は内臓や血液にも発生することもあり、その場合は飼い主様が異常に気付く頃にはかなり進行してしまっています。
腫瘍科の検査
本院では、皮膚の腫瘍の場合は、針生検あるいは組織を切除して行う検査。内臓腫瘍の場合は、バイオプシー検査、内視鏡や試験開腹などによる採材での組織検査、血液検査、腫瘍マーカーの検査、DNAによる腫瘍検査などを用いて迅速に診断治療いたします。
6歳~7歳以上の高齢の動物は定期的に健康診断をお勧めいたします。
腫瘍科の治療
あいペットクリニック稲毛獣医科では、従来の外科治療および内科治療の併用および 免疫治療、オゾン療法を併用し、いろいろなアプローチで治療をしております。
腫瘍の代表的な病気
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リンパ腫は、細菌の進入などに対する防御機能の働きがあるリンパ組織の細胞が癌化する病気です。症状は顎の下の腫れが良くみられます。また食欲不...